ハバード・クリアリング・サイエントロジスト
1950年代が歴史となって過ぎ去るとともに、1960年代は大ニュースで始まりました。L. ロン ハバードは「人間の状態の会議」でサイエントロジー全体の方向性をOTへと定め、責任についての突破口と、オバートとウィズホールドの技術を発表しました。まさにその翌日、彼は「ハバード・クリアリング・サイエントロジスト・コース」に登録したオーディターたちへの講義を始めました。「現在、あなたはケースをオーディティングしており、ケースにおいて最も反応を得られるボタンを使ってオーディティングしています。これには機敏さが求められ、一瞬たりとも油断しない細心さが求められます。」つまり、完璧さに関してほんのわずかな妥協も許さない、髪の毛一本分の狂いもないオーディティングということです。そのために特に欠かせないオーディターの道具となったのが、Eメーターです。ここには、メーター操作のあらゆる面についての、ハバード氏による最も徹底した説明があります。メーターは物質、エネルギー、空間、時間がセイタンに及ぼす影響を表示するということ、セータ・ボップが起こる理由、メーターの反応によってケースを認識する方法など、すべてがここに示されています。L. ロン ハバードは、メーターの使用とメーターに表れる現象について、その方法、原因、理由を説明しています。その目的は、オバートとウィズホールドを見付けて処理し、それによって責任感を取り戻し、OTへの扉を開くことなのです。
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「トーン・アームとは、PCが自分の存在や自分のオバートとウィズホールド全般に対して取る責任の度合いを測るものなのです。そして、このトーン・アームについてこう言うことが…Eメーターの使用について、極めて重要な必須データをひとつ教えましょう。そしてそれはすべてのオーディティングの基調となるものです。それは単にこうです。トーン・アームが高くなればなるほど、オバートとウィズホールドに対する責任感は低くなる。」― L. ロン ハバード
大規模なクリアリングを実現するための一連の突破口で頂点を迎えたのが1950年代だとすると、「機能しているセイタン」へと至る道に関する全く新しい領域を開拓する、数々の発見によって幕を開けたのが1960年代でした。オバートとウィズホールド、およびOTをつくる際の責任の中心的な重要性についてL. ロン ハバードが発見したすべてを包含する、「第1回メルボルン上級臨床コース」と「人間の状態の会議」の終了とともに、サイエントロジーは、単なる次の10年ではなく、新しい時代へと突入しました。
こういった新しい発見をいかに実際のオーディティングに適用するかという面に関して言うと、彼がOTへの道における障害を取り除くためにこれまで体系化してきた技術においては、オーディターが完璧に至るまでトレーニングされている必要がありました。そしてまさにその目的のために、あるオーディターの道具が他の何よりも重要なものとなりました。
「今日では、オーディティングはEメーターを使って行われます。それは、オーディティングに関してあなたが間違いなく頼りにできる、唯一のものです。」
こうして、1960年が明けるとすぐに、ハバード氏はワシントンD.C.創立教会のアカデミーで「ハバード・クリアリング・サイエントロジスト・コース」(HCSコース)の提供を始めました。この上級トレーニングを受けるために選ばれたのは約25人のトップ・オーディターたちで、コースが開始されたのは1月4日でした。
オーディターたちが受けた最初の指導は、彼が数週間前に第1回メルボルンACCのクラスに教えた講演を聴くことでした。それは、彼の最近の発見に関する理論とメカニックス、そして適用を含むものです。並行して、彼はEメーターの分野を網羅する夜間講演を提供しながら、それを余すところなく説明し、実演しました。それは、考えられるあらゆるメーターの現象に関する真に完全な解説であり、そうした現象をどのように認識するのか、それは何を意味するのか、また最も重要なこととして、セッションでそうした現象をどのように適用するのかを教えるものでした。
メーターはセイタンが物質、エネルギー、空間、時間、思考に関して受ける影響を表示するという事実から、セータ・ボップが起こる理由の現象、メーターの反応によってケースを認識する方法まで、ここにはすべてがあります。さらに、この文化と惑星にとってこれらの突破口が意味することすべてに特に関連するものとして、オバートとウィズホールドを突き止め、その悪影響からビーイングを自由にするためにメーターを使用する仕組みと理由、そして、この技術の土台を成す正確なメカニックスと現象を含んでいます。
- ルードメント:ルードメントとは何か、またなぜルードメントがなければ決してセッションが始まらないのか。
- トーン・アーム:それがプリ・クリアーが取った責任の量を量る理由。
- 反応心:バンクの量は責任の量に反比例する。
- 能力:責任を処理することによって、どのように特定の能力を回復できるか。
- 大きなオバート:なぜそれらは、常に最初にメーター上でリードするとは限らないのか、またどのように人は、小さなオバートを打ち明けて大きなオバートにたどり着くのか。
- アイデンティティー:軌跡上の主要なボタン。
- KRCの三角形:オーディティングでどのように使われるのか、またなぜ オーディターはこの三角形のどの点よりも上位に来るのか。
- エネルギー:なぜ石炭を燃やして熱を生み出すことができるのか、またこれがどのようにオーディティングと関係するのか。
これらのデータがクリアリングとOTをつくるにあたって何を意味するのか。これに関しては、やがてセントヒルから発行されることになる方針書の中で、ハバード氏はこれらの講演をこれまで発表された中でも最も重要なコースのテープであると述べています。一方で、そのすべてが意味するものについては、次の言葉があります。
「より良い橋を築くのに、10年近くかかりました。まあ、この橋については何の不安もありません。それは、どんな重荷やストレスにも耐えます。私たちは逸脱の基本的なボタンを完全かつ決定的に知っています。そして、間違いなくあなたは全く新しい自分に生まれ変わるでしょう。」
このシリーズには、HCSコースに直接関連するデータを含む、L. ロン ハバードによる1960年3月11日の録音メッセージも収録されています。(HCSコースと第1回メルボルンACC講演の上演で構成されていた)南アフリカACCの生徒に向けられたもので、タイトルは「特別コースのテープ ― 南アフリカACC」です。この録音はこれまで利用できませんでしたが、このたび初めて発表されました。