第20回アメリカACC

第20回アメリカACC
The First Postulate

「クリアリング会議」でクリアリングの事実が発表された後、L. ロン ハバードはこの第20回アメリカACCを、もっぱら基本原理について、改めて包括的に述べることに充てました。「ダイアネティックスやサイエントロジーのあらゆる進展において、私たちは少数の人々をヘルプできる状況から大勢の人々をヘルプできる状況へと移行してきました。」生徒たちにこのように述べたハバード氏は、大勢の人々をクリアーにする方法を指導しました。まず、プリ・クリアーの参加、すなわち「イン・セッションの状態」を促すための技術です。間違って処理されたオリジネーションは、プリ・クリアーがセッションからアウトした状態になってしまう最大の原因であるため、彼は彼らを確実にイン・セッションに保つ方法を詳しく述べました。それだけではありません。ここには、反応心の核にある出来事「ラック」をオーディティングすることについての説明、「因子」の先駆けとなったエングラムである「原子力」についての説明、Eメーターの現象に関する決定的な発見の紹介など多くの新しいデータがあります。オーディターがそれらのデータを徹底的に身に付けるまでドリルされたことにより、L. ロン ハバードは第20回ACCを、プロフェッショナル・オーディター・トレーニングの基準として定めました。一方で、L. ロン ハバードがイギリスに向けて出立した時も、大勢の人々をクリアーにするというゴールに向けてサイエントロジーは着々と拡張していました。彼のイギリス行きは、広範なクリアリングという目標に向けた次の進展を知らせるためでした。それは、初期のダイアネティックスに立ち戻る進展でした。

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「クリアリング会議」でクリアリングの事実が発表された後、L. ロン ハバードはこの第20回アメリカACCを、もっぱら基本原理について、改めて包括的に述べることに充てました。「ダイアネティックスやサイエントロジーのあらゆる進展において、私たちは少数の人々をヘルプできる状況から大勢の人々をヘルプできる状況へと移行してきました。」生徒たちにこのように述べたハバード氏は、大勢の人々をクリアーにする方法を指導しました。まず、プリ・クリアーの参加、すなわち「イン・セッションの状態」を促すための技術です。間違って処理されたオリジネーションは、プリ・クリアーがセッションからアウトした状態になってしまう最大の原因であるため、彼は彼らを確実にイン・セッションに保つ方法を詳しく述べました。それだけではありません。ここには、反応心の核にある出来事「ラック」をオーディティングすることについての説明、「因子」の先駆けとなったエングラムである「原子力」についての説明、Eメーターの現象に関する決定的な発見の紹介など多くの新しいデータがあります。オーディターがそれらのデータを徹底的に身に付けるまでドリルされたことにより、L. ロン ハバードは第20回ACCを、プロフェッショナル・オーディター・トレーニングの基準として定めました。一方で、L. ロン ハバードがイギリスに向けて出立した時も、大勢の人々をクリアーにするというゴールに向けてサイエントロジーは着々と拡張していました。彼のイギリス行きは、広範なクリアリングという目標に向けた次の進展を知らせるためでした。それは、初期のダイアネティックスに立ち戻る進展でした。

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コンパクト・ディスク
講演:
35

詳しい情報 第20回アメリカACC

「今や私たちは、確実に数百、数千のクリアーが見えてきていると言えるでしょう。10万人いれば、地球の文明を変えることができるでしょう。

私たちはその途上にいるのです。」― L. ロン ハバード

「第19回上級臨床コース」の終了とともに、L. ロン ハバードは『ダイアネティックス:心の健康のための現代科学』の出版よりも前に設定したゴールを達成しました。というのも、オーディターはプリ・クリアーに対して常に奇跡的な成果を生み出すことができましたが、彼は今や、十分にトレーニングされたオーディターであれば誰でも確実にクリアーをつくることができる、というところまで技術を洗練させていたからです。それはすでに主張されていたことだとしても、繰り返す価値があります。早くも1947年に、ハバード氏はいつでもクリアーをつくることができました。ですから、『ダイアネティックス』が書店に並び、ベストセラー・リストを急上昇した日以来、彼の第一の目的は、自分以外の人々…世界中のオーディターがどのプリ・クリアーに適用しても、その同じ結果、すなわち「クリアー」を達成することのできるプロセスを開発することでした。

そして1958年、着実な、そしてしばしば劇的な前進が遂に頂点を迎え、長い間待ち望んだゴールが完全に達成されました。コースで生徒が行ったオーディティングによって15人のクリアーが誕生したのです。さらに、そのコースの監督もすべて、ハバード氏以外のインストラクターたちによるものでした。それが第19回ACCです。

それは歴史的な瞬間でした。その勝利を祝ったのが「クリアリング会議」です。真に画期的な一連の講演の中でL. ロン ハバードは、熱気に溢れたサイエントロジストたちに対し、広範囲にわたるクリアリングが今や現実のものになったことを発表しました。今日、これらの講演はフィルム収録された唯一の会議として残っています。ですから、ここではクリアリングの事実が発表されるのを見て聞くことができるわけです。

クリアリングが今や既成事実となったことで、ハバード氏はワシントンD.C.で行われた「第20回アメリカ上級臨床コース」において、そうした集中的な調査と発見の年月の中で得られたものすべての視点に基づき、オーディティングのまさに基盤を成すものについて、改めて包括的に述べました。言い換えれば、それは単にどのプロセスをランすべきか、それはなぜかということに留まらず、さらに基本的なもの…プリ・クリアーが進んでオーディティングを受けようとし、全面的にセッションに参加する状態…すなわち「イン・セッションの状態」を起こすために、オーディターに求められる技能、そして技術の適用です。

「なんと、彼らが本当にイン・セッションなら、オーディティングには効果があるんです。で、なんと、イン・セッションでなければそれには効果がありません。ええ、『現時点の問題』とは何かというと、単にこの時点で物質宇宙において進行しているものであり、プリ・クリアーの注意をセッションから、またオーディターから外れさせ、そのためオーディティングの問題から外れさせてしまうものです。

もしこれが深刻なものだと思わないなら、セッションの間中ずっと現時点の問題を抱えているPCに対してなされた、熟練した、見事なプロフェッショナル・オーディティングの前と、24時間後のプロフィールをよく見てごらんなさい。その問題は触れられておらず、PCはその問題についてオーディターに告げたことがなく、それは隠され、埋もれたままでした。プロフィールには何の変化もないでしょう。 IQには何の変化もないでしょう。心因性のソマティックも、他のどんなものも消えることはないでしょう。

さて、それはそうしたイン・セッションの状態がどれほど重要かを教えてくれます。もしそれによって、ランされるあらゆるプロセスが効果を発揮するのを妨げられる可能性があるとしたら、それは実に重要です。だとすると、それはランされるあらゆるプロセスよりも上位にあるに違いありません。」

そこで、オーディターがあらゆるセッションにおいてその前提条件を達成するための一連のツールが必要になりました。すなわちPCが自ら進んでそこにいること、自ら進んでオーディティングを受けること、自ら進んでオーディターの指示に従うことです。しかし、それだけではありませんでした。というのもL. ロン ハバードはさらに、広範にわたる新たな大躍進と発見の数々に関してオーディターたちを指導したからです。例えば、ハバード氏が「反応心の核」と定義した「ラック(Rock)」の処理のみを扱った複数の講演があります。さらに、あらゆるセイタンに共通のエングラムである「原子力」については、それがどのように「因子」の先駆けとなったかに関するハバード氏による補足の説明もあります。またここでは、Eメーターの使用法について、そして針の反応に関する決定的な発見について、彼がさらに説明しています。「ロック・スラム」についての初めての説明、「段階4ニードル」の原因、そして後に有名なEメーター・ドリル16「針の動きをつくり出す」となったものについての厳密な理論と仕組みについてです。こうしたすべて、また関連する技術上のさまざまな適用など、そのすべてが基本的なデータです。

  • 第1のポスチュレート:ノット・ノーイングネスはクリアーでない状態の共通項である。なぜなら、痛みと無意識という基本的な問題に対するプリ・クリアーの結論は、それを知らないでおく(not-know)ことだったからである。
  • クリアリング:クリアリングの核心は、破壊はその前に存在する建設的な状態に全面的に依存しているという原則である。建設的な状態のみに取り組むことで、破壊的な状態は消え去る。
  • チェンジ、問題、ヘルプ、創造、責任:あらゆる逸脱の中に見られ、クリ アーをつくるために取り組まれなければならない5つのボタン。
  • オーディター:オーディターはプリ・クリアーの時間の軌跡に関する「神」であり、「プロのプライバシー侵害者」であるということについて。
  • オーディターの興味:オーディティングの根本はオーディターの興味に懸かっている。
  • オリジネーション:他のどの理由よりも、間違って処理されたオリジネーションによって、最も多くのプリ・クリアーがセッションに入っていない状態になってしまう。
  • ケースの進行:「スケール」と「テスト」によってこれをどのように管理 するか。
  • 教育:OTをつくるのは教育である。

オーディターたちは寝ても覚めても基本を唱えることができるようになるまで教え込まれ、それらをドリルしたこのコースは、非常に成功を収めたため、L. ロン ハバードは第20回ACCをプロフェッショナル・オーディター・トレーニングの基準とするようになったほどです。

オーディターの技能が新たな高みに達し、その結果としてクリアーが日常的につくられるようになったことにより、普及とサイエントロジーへのリーチはかつてないレベルへと急速に移行しました。オーストラリアのパースでは、100人の生徒が入門のコースに乗り、さらに90人から100人が上級のコースに乗っており、活動地域ではオーディターたちが十いくつもの勉強のグループを運営し、オーガニゼーションには興味を引かれた人々からの電話が殺到しているというニュースが届きました。同じ頃、ギリシャでは『サイエントロジー:思考の原理』が翻訳され、偉大な世界的哲学者たちの系譜を受け継ぐ人々が「サイエントロジーのブック・ワン」を読むことができるようになりました。その間ずっと、『ダイアネティックス』は飛ぶように売れ続け、ハードカバー版が25万部も売れたため、出版元は大衆の需要に応えるべく最初のペーパーバック版を出すためにハバード氏との打ち合わせに入っていました。さらに、「クリアリング会議」の講演フィルムが全米各地、そして後にイギリスで、27の都市を回るツアーに出ました。そのどれもが大変な人気となり、人々は近隣の町からも上映会に参加するためにやって来ました。彼らはそこで最新の技術に関してトレーニングを受け、そうしてそれぞれの土地で新たなサイクルが開始されました。

1958年の秋が近付く中、世界各地でこうしたサイエントロジーの拡張の動きが起こっていましたが、それに加えて、新たな技術の安定期によってもたらされた数多くのものがありました。事実、L. ロン ハバードはすでにロンドン行きの英国郵政公社汽船スターテンダム号に乗船する準備をしていました。ロンドンの有名なロイヤル・エンパイア・ソサエティー・ホールにて、彼は最もよく知られた自分の講演を提供することになるのですが、加えてこの訪問は、もうひとつの画期的な発見の発表によって際立つことになるのです。初期のダイアネティックスに改めて着目した進展でした。