デビッド・ミスキャベッジ:

サイエントロジーの精神的中心地が
かつてない拡張

サイエントロジー宗教の成長ぶりがどこよりもはっきりとわかるのは、フロリダ州クリアウォーターにある、この宗教の精神的中心地「フラッグ」です。そのサービスへのニーズは高まる一方であるため、サイエントロジーで最も重要なこの宗教的静養所が今後とも確実にそうしたニーズに対応できるようにする必要がありました。そのための計画が進められ、1975年にひとつの建物から始まった施設は、今では14.4キロメートル四方に約50棟の建物があり、合計すると18万平方メートルを超えるまでになっています。ここでは、その拡張の歴史を簡潔に紹介します。

まず、2008年1月1日に1万5500平方メートルの「オーク・コブ」がオープンしました。元ホテルを改装し、訪れるサイエントロジストが利用する宗教的静養宿泊施設としての役割を果たすとともに、フラッグの宗教サービスを14言語で提供するスペースとなりました。

続いて2009年3月14日には、新装された「フォート・ハリソン」がグランド・オープンしました。落成式の司会はデビッド・ミスキャベッジ氏が務め、50以上の国から集まった6000人以上のサイエントロジストが通りと歩道を埋め尽くしました。総床面積2万4000平方メートルに及ぶフォート・ハリソンの全面改装と復元作業は、1926年に建設された当時の壮麗さをも超えるものとなりました。これで拡張の第2段階が終了したのです。

新しいフォート・ハリソンの完成と落成式の直後、2009年3月には、3万4000平方メートルの「フラッグ・メッカ」ビルディングが建設の最終段階に入りました。