人権とは何でしょう?

人権とは何でしょう?

人権は、個人を尊重するという原則に基づいています。その基本的な前提は、それぞれの人が道徳的かつ理性的な存在であり、敬意をもって遇されるに値するというものです。それらが人権と呼ばれるのは、普遍的なものであるからです。固有の権利を享受する国家や特殊な集団が存在する一方で、人権はすべての人に当てはまるものなのです。

多くの人は、自分たちの権利を挙げるように言われると、言論の自由や信教の自由を挙げるか、他のひとつかふたつの権利を挙げるでしょう。これらは間違いなく重要な権利ですが、人権の全範囲はかなり広範なものです。それが意味するのは、選択と機会であり、職を得たり、職業を選んだり、自由に伴侶を選び、子供を育てる自由のことを意味します。その中には、どこにでも移動する自由、嫌がらせや虐待、そして勝手な解雇に脅かされることなく、仕事をして給与を得る権利が含まれます。それには、憩いの時間を持つ権利さえ含まれています。究極的に言って、人権は、暮らしの中で人々が大切にしているものすべての基盤にあるものです。人権が存在しなければ、永続する幸せは実現し得ないものになります。というのも、個人の安全はなくなり、自由も機会もなくなるからです。そのため、人々はそれらの人権の基本的な重要性について長い間認識してきており、それらについて主張し、守ってきました。「人権」という言葉が生まれる遥か前に、人々は人間の基本的な自由のために戦い、そして死んでいきました。

世界人権宣言は、人権に関する世界最高の法律文書です。その序文「人類社会のすべての構成員の固有の尊厳と平等で譲ることのできない権利とを認識することは、世界における自由、正義及び平和の基礎である」は、現代の人権制度の核心を成す原理を力強く表明したものです。

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