活動事例

ソビエト崩壊後の世界に
勉強の技術をもたらす

1991年のソビエト連邦崩壊によって新たに誕生したチェコ共和国は、その後社会の分裂や混乱に見舞われました。人口1,010万人のこの国は、ヨーロッパにおいても国際舞台においても文化的・経済的に大きく立ち遅れ、国家としての自立に苦闘していました。

時代遅れの組織体制や通信設備に取り組みながら、この国はソビエト崩壊後の世界に順応し、国際的な競争力を持つ必要に迫られていました。

国の成功は、高いレベルの言語能力とコミュニケーション技能を有する国民がどれくらいいるかに左右されます。このことを認識したひとりのサイエントロジストが、チェコ共和国にL. ロン ハバードによる勉強の技術をもたらすために、1997年に最初のアプライド・スカラスティックス・センターをプラハに設立しました。

このプログラムは「教育による人生の向上」(Life Improvement Through Education: LITE)といい、あらゆる主題を学ぶ方法を学ぶ技術を提供します。 センターは急速に拡張し、さらに2つのLITEセンターが設置されました。 また、チェコ共和国とスロバキアの両方を管轄するアプライド・スカラスティックスのオフィスも開設されました。

2万1千
の生徒に対して
トレーニングが
100万
時間
提供されました

アプライド・スカラスティックスのメンバー一行が、上級のトレーニングを受けるためにプラハからアメリカのスパニッシュレイクにあるアプライド・スカラスティックス本部にやって来て、母国でさらに多くの人々を助けるための技能を習得しました。

やがてLITEセンターはチェコ共和国の各都市にオープンし、合計11のセンターに拡張しただけでなく、スロバキア、インド、ドイツ、スペインにも支部が出来ました。 現在までにLITEは2万1,000人の生徒に100万時間を超えるトレーニングを提供してきました。

勉強の技術への高まる需要に応えるために「BASIC」という個人指導センターも開設されました。人々が勉強と学習の技能と読み書きレベルを向上させるのを助けることがその使命です。 現在までにチェコ共和国とスロバキアに22のBASICセンターがオープンし、3500人以上の生徒が登録しています。その中には他の教育施設ではうまくいかなかった子供たちも含まれ、勉強の技術から大きな恩恵を受けています。

2010年、このグループはチェコ共和国初のアプライド・スカラスティックスの小学校を開校しました。 2011年、チェコ共和国教育省は勉強の技術の広範にわたる影響とその実際の効果に対して感謝の意を表し、アプライド・スカラスティックスの主要な教科書である「基礎からわかる勉強の技術」を、この国の教師たちの研修用教材として正式に認定しました。